びわの葉灸をご存知でしょうか?
びわの葉でもぐさの熱を緩和して行う温熱療法、お灸です。
ネットで検索してみると、一般的には、びわの葉の上から棒灸(もぐさを紙で包み棒状にしたもの)を押し付けるやり方が主流の様です。
またエビデンスははっきりしませんが、がん患者さんの民間療法として非常に有名の様です。かなり有名なので、どういう感じがするのか非常に気になっていました。
先日、奈良県某の武田家では田植えを行ったの、手伝いに帰省しました。そこで・・・・
畑の片隅にあるじゃないですか! びわの木が!
というわけで、生のびわの葉をゲットしましたので持ち帰ってテストです。
現在棒灸を持っていないので、塩灸でやってみることにしました。びわの葉はバーナーで軽くあぶってしなっとさせて下腹部の冷えのあるところに張り付けています。
ちょっと安定しにくいので、念のためにサージカルテープで張り付けました。後で知ったのですが、一般的には葉の表の部分を肌にあてるそうです。全く関係ありませんが、お灸の煙がきれいに撮れているのに私は喜んでおります。
モデルさんの感想だと、じわーっとするそうです。私も試したのですが、他の温灸に比べてやさしい感じ、やわらかい温かさが来ます。肌に密着しないと刺激が弱いのでもう少し工夫が必要そうです。
びわの葉の成分とお灸との関係は不明ですが、もぐさの熱を緩和する隔物としてのびわの葉はとても優れているのかもしれません。武田家のびわの木だけでは安定供給できないし、購入するとちょっと高いので恒常的な提供はできませんが、たまに手に入った時に使うのは良いかな?と思いました。