• テーラメイドな鍼灸を目指して

痛みを計る ~患者さんの症状を理解するために~

  • 2018年10月5日

多くの患者さんが訴える痛みは、非常に主観的な(他人から分かりにくい)感覚なので、患者さんの苦痛の程度を理解してよりより治療につなげるために色々な研究がされてきました。そして痛みを引き起こす刺激の強さと人が感じている痛みと一致しないことが分かってきて、神経の電気信号を計測するなどでは簡単に測れないことが分かってきました。

そのような事情があって痛みを扱う医療では、統計学的に根拠がえられたスケールを使って患者さんの痛みのつらさを計っています(推測しています)。そして痛みのつらさだけではなく、痛みのために何に不自由しているか、困っているかを患者さんからお聞きして適切な治療を考えます。

当院では痛みの程度を判断するのに、下の写真のようなスケールを使っています。