多くは、自分でできる手足のツボを指導しますが、手の届かないところや自分でのお灸が困難な場合があります。
その場合は、ご家族やパートナーさんにお願いするという方法があります。ご希望の方は、指導しますのでご一緒に来院してください。
明治維新以前、お灸は漢方薬や鍼とともに国民の健康を守る重要な治療法の一つでした。鍼と違い場所をつけてもらえば家庭でもできたため(練習は必要だと思いますよ)、治療または健康維持のために自分でお灸をしたり家人にお灸をしてもらっていたりしていました。家に通じる秘伝のお灸「家伝灸」なんていう言葉が残っているぐらいです。江戸時代のお灸の浮世絵なども残っています。
お灸を通じた家族の間、パートナー間のコミュニケーションなんていうのもあったのではないかと想像してしまいますね。